vsイニシャルG 戦闘記録
イニシャルGは約3億年前の古生代・石炭紀に地球に登場した最古の昆虫のひとつ。
生きた化石ともいわれ、実は大きさも形も当時とほぼ変わっていない。
そんな長く生きているのに我々がなぜ嫌悪感を抱いてしまうのか、謎である。
私の人生の中でイニシャルGとの戦闘は過去3度くらい経験しているが、すべて実家での出来事だったので、なんとかなっていた。
ちなみに今住んでいるところは中層階ではあり、イニシャルGと一生邂逅したくないため、ブラックキャップを常に15個くらいばらまいている。
今年の6月にもブラックキャップを入れ替えたほどだ。
今日、私はリーグ戦を終え、ほどほどの時間に帰宅した。
残暑が厳しく、体もべたべたに汗をかいていたので、シャワーを浴びた。
そして軽率にもわれらがAリーガーのyoutubeチャンネル
「河野高志の俺流 - YouTube」に御呼ばれし、配信に音声で参加しながら雀魂の大会「大会ID164738」で麻雀を打っていた。
ちなみにこの大会は8/30(月)21:00まで行っているのでぜひ参加してほしい。
※ポイント規定は3戦連続のスコア
とにかくその1戦目を打っているとPCの先に何か黒いものが動いているのを感知した。
テレビ台の下をそろりそろり移動している物体がある。
目を凝らしてみてみると、そう、それはイニシャルG。
体長6cmくらいだろうか、かなりでかい。
( ,,`・ω・´)ンンン?
我が家イニシャルGなんて出たことないのだが、何故オマエココニキタ。
しかもイニシャルGのくせに動き遅くないか?どうした??
そして私は今配信で麻雀を打っている。
一刻も早く始末したくても、目の前で絶えず打牌選択をしなければならない。
南1局の出来事である。
本音としては向き合いたくない。
テレビ台の奥にイニシャルGは消えていった。
どうしようと思いながらも私は南3局を迎えた。
当然のラス目である。
テレビ台の右側からイニシャルGがダイニングの床に再登場した。
相変わらず動きが遅い。
私はそもそも虫が苦手なので、我が家のガーディアン、あめちゃんをイニシャルGに向かって投入してみた。
あめちゃんは興味を示した、腐っても猫である。
ちなみにオーラス親番中。
あめちゃんに追われたイニシャルGはあめちゃんのトイレの裏に逃げた。
あめちゃんは見えなくなるとただただ眺めるだけのCAT置物になる。
私の麻雀が終わるまでそこにイニシャルGをとどめておいてくれればそれでよいと思うようにした。
私は無駄にオーラス連荘を重ね、なんとか3着で終わった。
終わってしまったということは、向き合わないといけない。
頭の中でゴングが鳴らされた瞬間だ。
標的はあめちゃんのトイレの裏にいる
私の装備は吸引力が唯一変わらない掃除機ダイソン先生である。
作戦としてはGを吸引し、しばらく放っておけばいずれダイソンの中で天寿を全うするだろうという見込みだ。
「目標をセンターに入れてスイッチ」
「目標をセンターに入れてスイッチ」
「目標をセンターに入れてスイッチ」
ワタシは今シンジくんと同じくらいのプレッシャーを感じている。
そんなハイテンションの中スイッチを入れた。
逃げられた。
さすがイニシャルGである。
そんなに簡単に捕まえられない。
イニシャルGは冷蔵庫の下へ逃げていった。
こうなるとお手上げである。
掃除機のノズルも届かないし、見えない。
でも6cmのGが確実にそこにいる。
そんな状態で寝ることはできない…。
冷蔵庫をどかすか、他に手はないのか。。。
泣き言を喚きながらも有識者から蚊がいなくなるスプレーがGにも効くという情報を得た。
さっそく冷蔵庫の下に蚊がいなくなるスプレーを5プッシュして様子を見てみた。
冷蔵庫から離れて様子を見るワタシとあめちゃん。
3秒後、イニシャルGがすごい速さででてきた。
あめちゃんはワタシより早くビビって後ずさっていた。
おい、猫だろ、貴様。
Gは壁に上っていった。
よっぽど効いているようだ。
そして羽ばたいた。
飛ぶGはだめだ。
本当に怖い。
やめてくれ。それは効く。
床に落ちるG、すかさずダイソンで吸った。
吸えた。
ダイソン先輩の中でじわじわ動いているGを見てとりあえずホッとしたものの
生きている。
生きている、すごい、Gの生命力。
伊達に3億年生き延びていない。
天寿を全うするまでダイソンから出すわけにはいかない。
さらにスプレーを吸わせる。
全然生きてる。
すごい。
ただ、とりあえず一旦勝利したといってもいいだろう。
私は缶ビールを開けた。
狩猟本能が皆無のネコはなぜか一仕事終えた顔をしていた。
おそらく後日私とGとの闘いの音声バージョンがこちらのチャンネルでアップされているので、よかったら見てほしい。