ますだと麻雀 その8

親子で、19歳で、競技大会に出場するというのは結構目立っていたらしい。

双子だし。

 

気付いたらnpmだけではなくμ会員にもなっていた。

 

会員になると大会の参加費がトータルお得になるからである。

 

気付いたら月に2回以上は大会に参加していた。

だがしかし、麻雀の技術は初心者程度。

成績が良いわけでもない。

 

さらに私はいつまで経っても符計算が出来なかった。なので極力マンガン以上の手組をしていた。今だから言えるけど。

 

符計算の仕組みがわかっていても、点数がすらすら言えない。

リーチかけて頭の中でツモだと1000-2000、ロンだと2600、裏ドラ1枚乗ったら、、うーん、、みたいなことをやってると当たり牌を見逃す始末。

 

そんな時、母から鶴の一声が。

 

RMUって団体は無料で入れるらしいし、麻雀教えてくれるんじゃない?

ほら、多井さん覚えてるでしょ?

多井さんの団体。

 

RMUなんて聞いたことなかったし、多井さんのことも覚えていなかった。

 

聞けば母の中では当時のRMUのワンデー大会は参加してる人のレベルが高く、私ごときが参加して良いような大会ではなかったらしい。

 

私も無料で麻雀強くなれるならやってみれば良いかー、嫌になればやめれば良いんだし!と随分気軽に決めたわけである。

 

たぶん麻雀界で一番微妙な理由で入会審査を申し込みした。

 

ちなみに双子の姉はとあるタイトル戦の予選で国士を振り込んだショックで競技麻雀を引退した。

 

 

つづく