長く続けてるだけだけど

おはよー世界。

 

一昨日B2リーグの最終節があった。

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結果としては2位で昇級。

これはRMUを入会してからの目標であったB1リーグ入りとライセンスポイントの規定ポイント達成を同時に達成したことになる。

私は家族麻雀だけで麻雀を覚えた。
そのうち、月1回競技の大会に出るようになった。
無趣味で根暗な私を心配したのか、家族に「なんかやってみれば、無料だし」という後押しがあり、9年前にRMUへ入会した。

19歳の女の子というキャッチーな雰囲気で入会したものの、とんでもなく麻雀が下手だったので、リーグ戦出ててスミマセンという負い目は常にあったのをよく覚えている。

RMU所属の女流選手として見られるのも大変怖かったので、ゲスト活動もせず、ただ所属してリーグ戦だけ参加してる人をやっていた。
唯一誇れたのはその負い目から雑用仕事はなんでもやったことくらいだ。
その甲斐あってか、入会後1年経つ頃にはほとんどのRMUの所謂運営の仕事はできるようになっていた。


多分6年前くらいのある日のAリーグの打ち上げだっただろうか、多井さんと話したことを今でもすごく覚えてる。

増田<多井さん、私は麻雀が下手で、選手としては何も団体に貢献できてないです。もっと麻雀強くならないといけないとは思いつつ、強くなってる実感は今のところありません。どうしたら強くなれますか?

多井さん<今、増田さんは自分の生活の中で麻雀に費やす時間ってせいぜい2%くらいでしょ?僕は対局ない日もずっと自分の対局はもちろん他団体のリーグ戦も全部見て研究したりしてるから起きてる時間ほとんど麻雀に費やしてる。それくらい努力しないと麻雀なんて簡単に強くなるものじゃないんだよ。これから大学を卒業したらいろんな道があるだろうし、麻雀に縛られる必要はないし、団体に貢献とか考えないでRMUでの活動を楽しんでくれたらいいよ。


当時は多井さんの優しさにありがたみを感じたのだけど、
今考えると、麻雀業界で身を立てていくことの厳しさを諭してくれたと同時に、辞めていっちゃう人なんだろうなと思われていたのかもしれない。

そして一昨日、そんな私がB1リーグへの挑戦権を得た。

Twitterにはたくさんの人からのお祝いのメッセージをいただいたし、先輩からは増田は本当に麻雀強くなったね、と言われた。

他の選手よりはるかに麻雀に対しての努力も時間も費やせてこれなかった落ちこぼれなのだけど、
それでも長く続けてこれたから、鈍足ながらもちょっとずつ麻雀ができるようになってきたのかもしれない。

そんな感じで感傷的な気分に浸っていたけど、普通にサラリーマンなので今日も素知らぬ顔で出社する。